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8月20日の産経新聞に載っていた記事です。

「美しい海岸 消失の危機」
茅ヶ崎・九十九里浜 ダムや漁港整備で侵食・・・復活には数十年

産経新聞20080820

神奈川県の茅ヶ崎や千葉県の九十九里の海岸侵食のことが書かれていました。(以下抜粋)

[神奈川]
「茅ヶ崎は起伏のある遠浅でいい波が来る海岸だった。今はサーフィンもしづらくなってしまった」
 海岸の保全運動を行っている「ほのぼのビーチ茅ヶ崎」の伏見康博さんは残念そうに話した。
 神奈川県土木事務所によると、同海岸は約50年間で砂浜が50㍍後退し、平成17年には消失することに。「沖から砂が減っていき、目に見えて分かるようになってからは加速度的に減っていった」と鮫島強課長。相模湾内の平塚海岸や材木座海岸、映画「稲村ジェーン」の舞台になった稲村ガ崎も同様に侵食が進んでいるという。

 現在、県が主体になり、相模ダムにたまった土砂を砂浜に運ぶ砂浜再生事業に取り組んでいる。ただ砂を入れるだけでは海がにごるため、岸辺に砂を置き、波の力で砂を洗いながら運んでもらう。今後10年間に年間約3万立方㍍(10㌧トラックで約5400台分)もの土砂を運搬し、海辺に敷く予定だ。ただ、費用は19年度だけで2億円かかった。
 全国の海岸を研究している土木研究センターのなぎさ総合研究室の宇多高明さん(工学博士)は「海岸は貴重な財産。自然のメカニズムを尊重すべきだ。茅ヶ崎は思いの強い人達が多く行政や住民が立ち上がった。侵食に対する取り組みでは先進的」と話す。
 海岸が元に戻るまでは最低でも数十年はかかるというが、自然の持っている力を生かして元に戻したいという。


[千葉]
 千葉県東沿岸の九十九里浜。長さ約60㌔におよぶ砂浜が走る。だが、現在は南、北端の海岸侵食が深刻化し、海水浴場がここ10年で10ヶ所以上も消えてしまったという。原因は、漁港整備による潮流の変化などが指摘されている。
 九十九里浜北部の堀川浜も激しい浸食にさらされている。 「30年ほど前は野球ができるくらい砂浜が広かった」(地元70代男性)というが今は見る影もない。
 侵食を防ぐため、県は平成16年に人工の岬を設置した。徐々に周辺に砂がつき、新しい砂浜ができつつあるという。しかし、岬周辺は離岸流が起き、水難事故が起きやすくなるため、安全の配慮が欠かせない。
 九十九里浜の一部は護岸工事の繰り返しでコンクリートに覆われ、かつての「白砂青松」が消えつつあるため、県は15年に「千葉東沿岸海岸保全基本計画」を策定して本格的な対策に乗り出した。


 海岸線での土砂の流出が堆積を上回って起きる海岸侵食で失われる国土は、年間160㌶と加速度的に進行しているという。
 国土交通省によると、明治中期から昭和53年までの70年間で失われた土地は5059㌶、年平均72㌶だったのに対し、54年からの15年間は2359㌶とハイペースになった。このままだと30年後には三宅島の面積に相当する4800㌶が消える計算だ。
 侵食の大きな要因は、ダムなどで河川が海岸に堆積させる土砂量の減少だ。顕著なのが静岡県や富山県など、中部山岳地帯を源とする河川の河口がある地域だ。フォッサマグナ(中央地溝帯)が走り、地滑り多発地帯となっているため、河川の土砂運搬量が多く、侵食で景観を変えた。日本三大砂丘の一つ、静岡県浜松市の中田島砂丘(南北約0.6㌔、東西約4㌔)は天竜川の上流部にダムができたため、海岸線が毎年約5㍍後退。平成15年に砂丘に埋め立てられていたゴミがむき出しとなった。
 そのうえ、波の衝撃を和らげる機能をもつ砂浜なくなることで、高波の影響を受けやすくなる。国は、全国の砂浜の海岸約150ヶ所で侵食の対策工事やダムの放流法、工法の見直しも始めている。


 


















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